1948-11-30 第3回国会 衆議院 本会議 第25号
しかるにもかかわらず、わが國現在の官公労働組合の実情は、まことに寒心にたえない次第でありまして、国民及び政府は、官公労組のストライキやサボタージユに戦々兢々としている状態であつて、これは、昨年の二・一ゼネスト並びに本年における山ねこ爭議等に徴しても明らかであります。
しかるにもかかわらず、わが國現在の官公労働組合の実情は、まことに寒心にたえない次第でありまして、国民及び政府は、官公労組のストライキやサボタージユに戦々兢々としている状態であつて、これは、昨年の二・一ゼネスト並びに本年における山ねこ爭議等に徴しても明らかであります。
山ねこ爭議以来、一部の労働組合には、なお少数の極端な分子が、大衆の日常生活苦を好餌として、経済闘争に名をかり、執拗な破壞戰術に出ておりますことは遺憾の極みであります。
もう一つの問題は、総額がたしか八千何百万円でありますが、それが山ねこ爭議その他によつて海上輸送に轉移したものが非常に多い結果、予定をいたしているところの金が足りなくなつた。つまり從來通りの八千何百万円では賄えなくなつてきた。從つてその足らぬ部分をどうするか、これをきめてもらいたいという問題ですが、この問題については、私どもは正当にそれが要るものであれば、これは補償すべきだろうと思います。
非民主的な山ねこ爭議云々で列車を運休した事実もあり、廣くこれを一般世論に訴えます。」という投書があるのであります。
そうして東京においては、全遞の諸君の集團缺勤の問題について非常に不愉快な名前をもつて山ねこ爭議というふうに政府は呼ばれて、われわれは非常に遺憾に思つた次第でありますが、弘前その他においては、政府で認められておりますところの食糧の休暇、あるいは年次休暇というものをとらなければ、どうしてもやつていけないという状況になつてきておる。
○徳田球一君(続) しかるに、この警告に対しまして、今度のこの山ねこ爭議ということに関しましての警告が、いかなる結果を引き起こしているか。労働者諸君は一大憤慨をもちまして、現に西尾君は、ここに來る前まで、官公労諸君にぐんぐん押しかけられて、脂を絞られたに違いない。ここは避難所になつているような状態である。